愛犬の軟便対策ってどうすればいいの？原因も合わせて解説【大切なサインを見逃さないために】

「うちの子、どうしていつも便がゆるいの…？」
「お散歩のたびに、便を拾うのが一苦労で…」

愛するワンちゃんの軟便に、心を痛めている飼い主さんは少なくありません。

でも、ご安心ください。

愛犬の軟便は、見た目以上に、体に負担がかかっているサインかもしれません。

もし、軟便が続いているなら、それは愛犬からの「何か助けてほしい！」という大切なメッセージ。

本記事に目を通すことで、軟便の原因と対策がわかるようになると思います。

では、今日からできる対策を一緒に見ていきましょう。

なぜ愛犬の便はゆるくなるの？軟便の主な原因を知る

愛犬の軟便は、様々な原因で起こります。その多くは、胃腸の調子と深く関わっています。

消化器のSOS！軟便を引き起こす主な原因

①食事が合わない

②ストレス

ワンちゃんも私たちと同じようにストレスを感じます。

お引越し、家族が増えた、お留守番の時間が長くなった、大きな音が苦手…など、精神的な負担が腸の動きを乱し、軟便に繋がることがあります。

③体が冷えている

体が冷えると、胃腸の働きが鈍くなり、消化吸収が悪くなることがあります。

特に寒い時期や冷房の効いた部屋では注意が必要です。

④感染症や寄生虫

ウイルス（パルボウイルスなど）や細菌、お腹の寄生虫（回虫、ジアルジアなど）が腸に炎症を起こし、軟便や下痢を引き起こします。

これらは獣医さんの診察と適切な治療が必要です。

⑤体の中の病気

膵臓の病気や炎症性腸疾患（IBD）、内分泌の病気など、消化器以外の病気が原因で軟便になることもあります。

これらの病気が原因である可能性もあるため、自己判断せず、必ず獣医師の診察が必要です。

なぜ腸内環境が大切なの？

上記の原因の中でも特に注目したいのが「腸内環境の乱れ」です。

私たちの腸の中に善玉菌や悪玉菌がいるように、ワンちゃんの腸の中にもたくさんの菌が住んでいます。

腸は「第2の脳」とも呼ばれるほど、全身の健康に大きな影響を与えます。

腸内環境が整うと、消化吸収がスムーズになるだけでなく、免疫力アップにも繋がると言われています。

ゆーちゅん

つまり、軟便を改善するためには、腸内環境を整えることが非常に重要だと考えられます。

今日からできる！愛犬の軟便を改善する具体的な対策3選

では、実際に家庭でできる軟便対策にはどんなものがあるのでしょうか？

愛犬の様子を見ながら、できることから試してみましょう。

①食事を見直す・工夫する

愛犬の軟便対策の基本は、やはり毎日の食事です。

フードの切り替えは慎重に

新しいフードに変える際は、1週間〜10日程度かけて、徐々に古いフードに混ぜていくのがおすすめです。

最初はごく少量から始め、問題なければ少しずつ増やしていきましょう。

消化しやすい食事を心がける

一時的に軟便が続く場合は、高消化性のフードに切り替えたり、茹でた鶏のささみや白身魚を細かくしたもの、またはお粥などを少量与えてみましょう。

ドライフードを普段与えているなら、ぬるま湯でふやかして与えるのも効果的です。

フードが水分を吸って柔らかくなることで、消化しやすくなります。

食べすぎに注意！少量ずつ回数を増やす

一度にたくさん食べると消化に負担がかかるため、1回に与える量を減らし、その分、食事の回数を1日3〜4回に増やす「少量頻回給餌」を試してみましょう。

人間の食べ物は控える

油分の多い人間の食べ物や、香辛料、味付けの濃いものは、ワンちゃんの消化器には大きな負担です。

愛犬用の安全なおやつに留め、人間の食べ物は与えないようにしましょう。

特に、ネギ類、チョコレート、キシリトールなど、犬にとって有害なものは絶対にNGです。

新鮮な水をいつでも飲めるように

軟便や下痢は、体から水分が失われやすくなります。

いつでも新鮮な水が飲めるように、清潔な器にたっぷり用意しておきましょう。

②生活習慣を整える・ストレスを軽減する

食事だけでなく、ワンちゃんの生活環境も軟便に影響します。

ストレスを減らす環境づくり

ワンちゃんが安心して過ごせる、静かで落ち着ける場所を確保してあげましょう。

急な来客や大きな音など、ストレスになりそうな刺激はできるだけ避ける工夫を。

お留守番が苦手な子には、留守中に安心できるおもちゃを与えたり、落ち着いたBGMを流したりするのも有効です。

適度な運動と休息

毎日のお散歩や遊びは、ストレス解消になり、腸の動きも活発にします。

ただし、無理な運動は体に負担をかけるので、愛犬の年齢や体力に合った適度な運動を心がけましょう。

そして、しっかり休息を取れる時間も大切です。

体を冷やさない工夫

寒い時期や冷房の効いた部屋では、お腹を冷やさないように毛布や腹巻きなどを活用しましょう。

暖かく、快適な寝床を用意してあげることも大切です。

衛生管理を徹底する

お散歩中の拾い食いは、細菌や寄生虫の感染源になることがあります。

注意して監視し、拾い食いをさせないようにリードを短く持つなどの対策を。

食器やトイレ周りも清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぎましょう。

③便の様子をよく観察する習慣をつける

毎日のお散歩や排泄の際に、便の様子をチェックする習慣をつけましょう。

それでも犬の軟便が改善しない場合は「腸活」が根本的な解決策になるかも！？

ここまで様々な対策をご紹介しましたが、

「いろいろ試したけれど、やっぱり軟便が治らない…」
「慢性的に便がゆるい」

という場合は、もしかしたら愛犬の腸内環境が大きく乱れている可能性もあります。

上記のような場合は「腸活」という視点から、腸内環境を根本的に見直すことが非常に重要になります。

消化吸収を助けるだけでなく、免疫力アップにも繋がると言われています。

愛犬の腸内環境をサポートするためのサプリメントも、選択肢の一つとして考えることができます。

もし、愛犬の慢性的な軟便に悩んでいて、根本的な改善を目指したいとお考えでしたら「おなか元気！」というサプリメントがオススメ。

サプリメントが愛犬の腸活にどのように役立つのか、より詳しい情報や実際に使用された方の声を知りたい方は、ぜひ下記の記事を参考ください。

まとめ：愛犬の軟便は大切なサイン！焦らず、愛をもって向き合いましょう

今日からできる食事の工夫や生活習慣の見直しで、症状が改善することもあります。

もし、上記でご紹介した対策を試しても改善が見られない場合や、元気がない、嘔吐を繰り返す、血便が見られるなどの緊急性の高い症状が見られた場合は、迷わず動物病院を受診してください。

ゆーちゅん

獣医さんによる正確な診断と適切な治療が、愛犬の健康を取り戻し、病気の重症化を防ぐための最も確実な方法です。

加えて、慢性的な軟便には、腸内環境を整える「腸活」も有効な選択肢となることがあります。

愛犬の腸の健康を根本からサポートしたいとお考えなら、ぜひ専門のサプリメントも検討してみてください。

愛犬との毎日が、これからも健康で笑顔いっぱいのものになりますように。