「なんだか最近体が重い…」「毎朝スッキリ起きられない…」と感じていませんか?そんな時におすすめなのが、自家製酵素ドリンクです。
発酵の力で果物の栄養を凝縮した酵素ドリンクは、手軽に体の内側から健康をサポートする強い味方。
本記事では、酵素ドリンク作りにおすすめな果物を、期待できる効果別に10種類ご紹介します。
さらに、初心者でも失敗しない自家製酵素ドリンクの作り方や、より効果的に摂取するためのポイントまで詳しく解説します。
酵素ドリンクにおすすめの果物10選【目的別で選ぶ】
一言で「酵素」といっても、種類や働きは様々。

消化をサポートしたい場合
日頃から胃もたれしやすい方や、肉類をよく食べる方におすすめの果物です。
- パイナップル:「ブロメライン」という強力なタンパク質分解酵素を豊富に含んでいます。肉料理の消化を助けるため、食後のデザートにも最適です。実は、実よりも芯の部分に多く含まれているため、酵素ドリンクにする際は芯も一緒に漬け込むのがおすすめです。
- キウイ:「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が含まれており、消化をスムーズにします。さらに食物繊維も豊富で、腸内環境を整える働きも期待できます。
- パパイヤ:「パパイン」というタンパク質分解酵素が特徴的。未熟な青パパイヤに特に多く含まれますが、完熟した黄色いパパイヤにも酵素は含まれています。
美肌やアンチエイジングが目的の場合
体の中から美しさを育みたい方におすすめの果物です。
- いちご:酵素の他に、美肌に欠かせないビタミンCが豊富。抗酸化作用により、体のサビを防ぎ、若々しい肌を保つサポートをしてくれます。
- アボカド:「リパーゼ」という脂肪分解酵素が含まれており、良質な油分と一緒に摂取できるのが魅力です。酵素の働きと合わせて、美容と健康に役立ちます。
代謝アップやダイエットをサポートしたい場合
健康的な体作りを目指す方におすすめの果物です。
- りんご:「プロテアーゼ」や「アミラーゼ」など、多くの種類の酵素を含んでいます。特に酵素は皮と実の間に多く存在するため、皮ごと使うことでより多くの酵素を摂取できます。
- バナナ:「アミラーゼ」という炭水化物を分解する酵素を豊富に含んでいます。エネルギーに変わりやすいため、運動後や朝のドリンクにも適しています。
免疫力向上を目指すなら
季節の変わり目や、体調を崩しやすい時期におすすめの果物です。
- ぶどう:「カタラーゼ」という酵素の他に、抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富。体内の酸化を防ぎ、免疫機能のサポートに繋がります。
- 柑橘類(レモン、みかん):「ヘスペリジナーゼ」という酵素が含まれ、新陳代謝を促します。ビタミンCも豊富で、風邪予防にも役立ちます。
- いちじく:「フィシン」というタンパク質分解酵素が特徴。独特の甘みとプチプチとした食感が楽しめます。
酵素ドリンクの科学|酵素の働きと自家製ドリンクのメカニズム
「酵素ドリンクって、具体的にどう体に良いの?」という疑問にお答えします。

酵素は熱に弱い?消化酵素と代謝酵素の違い
酵素には、食物の消化を助ける消化酵素と、生命活動のあらゆる化学反応を担う代謝酵素の2種類があります。
メモ
私たちが酵素ドリンクで摂取する酵素は、ほとんどが熱に弱い性質を持っています。一般的に48℃〜70℃でその働きを失ってしまうため、加熱せずに作るのが重要です。
摂取した酵素は、体内でそのまま働くというよりは、発酵過程で生まれた乳酸菌や酵母菌、そしてビタミンやミネラルといった栄養素が、腸内環境を整えるため、健康や美容に繋がる主要なメカニズムと考えられています。
自家製酵素ドリンクはなぜ「発酵」する?
酵素ドリンクは、果物と砂糖を混ぜると発酵が起こります。
メモ
果物の表面に付着している天然の酵母菌が、砂糖の糖分を栄養にして、アルコールや炭酸ガス、有機酸などを生成します。発酵プロセスを経て、果物の栄養が分解され吸収されやすくなり、風味や保存性も高まるのです。
初心者でも安心!自家製酵素ドリンクの作り方【実践ガイド】
ここでは、誰でも簡単に作れる自家製酵素ドリンクの作り方をご紹介します。
準備するもの
- 果物:旬のものがおすすめです。農薬が気になる場合は無農薬のものを選びましょう。
- 砂糖:上白糖が最も発酵しやすく、おすすめです。ミネラル分を含むきび砂糖やてんさい糖でも作れますが、発酵がゆっくりになる場合があります。
- 密閉できる広口の瓶:熱湯消毒できるものが良いでしょう。
失敗しないための3つのステップ
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1材料を洗う・切る

果物はよく洗い、水分を拭き取ります。酵素は皮と実の間にある場合が多いので、皮ごと使うのがおすすめです。小さく切ると表面積が増え、発酵が早まります。
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2漬け込む

瓶の中に果物と砂糖を交互に入れます。この時、果物1に対して砂糖1.1の割合で漬け込むのがおすすめです。砂糖の量が少ないと、酵母の栄養が足りずに腐敗してしまう可能性があるため、比率を守るのが失敗しないポイントです。
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3発酵させる

直射日光の当たらない20~25℃の常温で保管します。毎日1回、清潔な手で底からかき混ぜましょう。果物の表面を空気に触れさせることでカビの発生を防ぎ、酵母に酸素を供給して発酵を促すためです。泡が出始め、果物が浮いてきたら完成の合図です。
失敗しないためのQ&A
泡が出てこない…
気温が低い場合、発酵に時間がかかることがあります。暖かい場所に移動させて様子を見ましょう。
カビが生えてしまった!
残念ですが、カビが生えた場合は破棄してください。果物の水分を拭き取る、毎日かき混ぜる、適切な量の砂糖を使うといった対策が重要です。
完成の目安は?
かき混ぜた時にシュワっとした炭酸の泡が立つようになり、甘酸っぱい香りがしてきたら完成です。一般的には7〜10日程度が目安です。

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酵素ドリンクの効果的な取り入れ方と注意点
作成した酵素ドリンクを美味しく効果的に楽しむコツと、注意点を解説します。
酵素ドリンクの美味しい飲み方
- 水や炭酸水で割る:完成した酵素シロップを、水や炭酸水で4~5倍に希釈して飲みます。
- ヨーグルトや豆乳に加える:乳酸菌と酵素を同時に摂取でき、腸内環境をより効果的に整えます。
摂取するタイミングは?
- 朝食前:空腹時の摂取は、体の吸収率が高まり、一日のスタートを元気にサポートします。
- 食前:消化を助ける働きが期待できるため、食事の30分ほど前に飲むのがおすすめです。
酵素ドリンクを飲む前に知っておくべきこと
自家製酵素ドリンクは、砂糖をたくさん使います。飲みすぎると糖質の過剰摂取につながるため、一日にコップ1~2杯程度を目安にしましょう。
また、酵素ドリンクはあくまで健康をサポートする食品であり、健康を維持できるわけではありません。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけるのが大切です。
まとめ:自家製酵素ドリンクで健康と美容を手に入れよう!
旬の果物を使って作る自家製酵素ドリンクは、発酵の力を借りて体の内側から整え、美味しく楽しく続けられる健康習慣です。
本記事を参考に、自分だけのオリジナル酵素ドリンク作りに挑戦してみてください。きっと、新たな健康と美容の習慣が見つかるはずです。
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